その他

開口部

本体 ①木製

<住まい手による日常のお手入れ>製造メーカーの取扱説明書に従って行います。レールの清掃やクレセントのしまり具合を確認します。外部及び内部木部は拭き掃除をし、金具の可動部分は清掃後にシリコンスプレーをします。木部の水切れ等が悪い構造の場合、天気の良い日に窓を開けて乾かします。

<メンテナンスサイン・放置するとおこる現象>木部の塗装の劣化や表面裂材のはがれ、腐食がみられるようになります。

<メンテナンススケジュール>外部が木部の場合、毎年確認し、必要に応じて補修塗装をする。5年毎に全て再塗装を行います。30年目には塗り替えと同時にビート等の交換もします。60年目を目安に必要に応じて交換します。

<材料・注意事項・トラブル防止・その他>断熱ドアに直接日が当たると、室内外の温度差によって反りを生じる場合がありますが、この反りは表面温度差が小さくなると元に戻りますので、ドアの不具合ではありません。

本体 ②アルミ製・樹脂製

<住まい手による日常のお手入れ>製造メーカーの取扱説明書に従って行います。レールの清掃やクレセントのしまり具合を確認します。外部及び内部木部は拭き掃除をし、金具の可動部分は清掃後にシリコンスプレーをします。

<メンテナンスサイン・放置するとおこる現象>アルミは一般的には腐食に強い金属とされていますが、表面にほこりなどが沈殿堆積した状態で水が入り込むとアルミが腐食して溶けだしたり、給湯器の排気ガスが直接かかり続けるとアルミがボロボロになってしまうことがあります。腐食を起こさせないうちに早めに清掃を行うことが必要です。

<メンテナンススケジュール>10年毎に点検をし、必要に応じて補修します。30年を目安にビート交換をします。戸車の交換と同時に実施すると効果的です。60年を目安に必要に応じて交換します。

<材料・注意事項・トラブル防止・その他>樹脂そのものの寿命は50年以上とされていますが、実際の使われ方や環境が影響します。

金物等

<住まい手による日常のお手入れ>月に1回レールをサッシブラシで掃除。日常、窓の開閉とクレセントのかかり具合を確認。ドアのシリンダーはブラシ等で掃除します。

<メンテナンスサイン・放置するとおこる現象>戸車が摩耗している場合は、さらにレールを傷つけ、サッシ障子の交換では修理ができなくなり、サッシ本体の交換が必要になる場合があります。ドアの開閉がスムーズでなくなりドアが戻らなくなったら、ドアクローザーのメンテナンスが必要です。ドアクローザーのガタつきを放置すると、ドアクローザー本体が落下したり油漏れして破損に至ることがあります。シリンダーに鍵が差し込みにくくなったら、メンテナンスが必要です。錠前ラッチが引き込まれたまま出てこなくなる場合があります。戸車の高さやクレセント本体とクレセントの受け位置が合っていない、経年劣化により気密材にねじれやひび割れ、ちぎれが生じると窓を閉めた状態でも風雨が入り込んで来たりします。

<メンテナンススケジュール>戸車は使用頻度によって異なりますが、頻繁に使用する窓だと10年以内に摩耗することがあります。10年毎に作動点検を行い、30年目に本体の交換を行います。ビート交換など窓全体の補修修理と同時に行うと効率的です。

付属部材 ①雨戸・シャッター

<住まい手による日常のお手入れ>雨戸・シャッターのスラッターは3カ月に1回、網戸は月に1回汚れを落とします。サビを発生させないためには、水洗いや拭き掃除をします。

<メンテナンスサイン・放置するとおこる現象>サッシレールが摩耗すると腐食に繋がります。放置するとサッシが腐食し、レールを含む全体の取替工事が必要になることがあります。シャッターの表面部分は、一般的に鋼製に焼付塗装のため、特に海岸沿いではサビやすくなります。放っておくと全体に広がり、スラット部分の交換が必要になります。シャッターの開閉時に異音がする場合は、軸のズレが生じているのでメンテナンスをします。

<メンテナンススケジュール>10年毎に作動点検を行い、必要時に補修を行います。30年目に本体の交換を行います。

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