夢のお宝さがし

お盆休みに子供の頃からの夢であった宝物を探しに日本海、新潟県糸魚川市まで車で6時間かけて一人で行ってきました。朝4時、名神高速道路、北陸自動車道をひたすら走ります。途中尼御前のサービスエリアで家内が作ってくれたハムサンドとフルーツサンドイッチを日本海眺めながら、ほおばりました。さらに北上して有名な親不知の手前、朝日インターチェンジで降ります。日本海の海岸で車を止めて私はお宝を探し始めました。そのお宝とはそうです「ヒスイ」なのです。小学校の頃ある科学雑誌で糸魚川のヒスイ海岸で立派なヒスイを拾った記事が出ていました。それを見た私はワクワクドキドキ。私は石がとても好きな少年でした、色々な石の本を買ってもらい、夢中で読んでいました。特に宝石となる原石がどこでとれるのか、興味津々。その中で自分にもできそうなのが糸魚川、姫川下流のヒスイ海岸で原石を拾うことでした。64歳になってやっと子供の頃からの夢がかなうのです。私はワクワクしながら、海岸の波打ち際を歩き探しました、ヒスイを見つけるのは非常に難しいとは聞いていたのですが歩けど歩けど、かけらも見つかりません。あるのはその海岸に打ち寄せられた丸い石ころばかりです、本当に丸いのです。ついつい可愛くてきれいな石をバッグに入れてしまいます。その結果ヒスイは一つも探せません、ヒスイの原石は普通の石と比べて少し重くてとがっています。薄緑色のものや、ピンク色のものがあります。やがてお昼になり近くのレストランでぜひ食べたかった「たら汁」を注文。まるまる1匹入った限定食「たら汁」が運ばれてきました。(写真1)さて食べるぞーと気合を入れ、半身とスープをごくごく。美味しい!ところがそれからまったく口に入らないのです。どうしたのか、私の体が拒否反応を起こしました。胸が詰まって入りません。1時間もたら汁とにらめっこ。店の人が私をいぶかしげに見ています。開店早々1番に入って勇ましく「たら汁!」と注文したのにほとんど口にできず残してしまいました。申し訳ない思いと、残念な思いでお勘定を払いました。その後気を取り戻して今日のメインの姫川下流に車を止めて3時間みっちりとヒスイの原石を求め歩きました。やっとこれだ!と思わず叫んだ石がありました、川の水の中で薄緑色した白く透きとうった小さな石ころ。(写真2)さらに少し上流でもう1つゲット。早速わが末っ子に写メールを送ると「お父さん残念だけどこれは違うとおもうで!」との返事。今回残念ながら夢はかない結果に終わりました。しかしとても楽しいワクワクした1日でした。何時か再びチャレンジして今度は本物のヒスイの原石をこの手にしたいものです。

 

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