キッチン
①本体（扉・カウンター・引出）
＜住まい手による日常のお手入れ＞メーカーの取り扱い説明書に従って行います。扉表面や引出しの中の拭き掃除を定期的に行います。
＜メンテナンスサイン・放置するとおこる現象＞扉の左右や上下のズレは放置すると、扉の丁番の弛みまたは破損につながり、扉が半開き状態になり、いずれ扉が落下する可能性があります。カウンターのひびやシーリングの劣化は、本体内への水の侵入につながります。
＜メンテナンススケジュール＞5年毎に点検し、必要時に部品交換や修理をします。25年目に本体を交換します。
＜材料・注意事項・トラブル防止・その他＞水漏れは本体や壁、床の床の水濡れ、カビの原因になるので、早い気づきと対策が必要です。
②水栓
＜住まい手による日常のお手入れ＞メーカーの取り扱い説明書に従って行います。使用後に水滴を拭き取ることで、水アカ染みを防ぐことができます。
＜メンテナンスサイン・放置するとおこる現象＞混合水栓は使用感が固くなって来ます。水を止めて水が流れ落ちる場合は、パッキン・カートリッジの取替時期です。水栓のぐらつきはメンテナンスのサインです。
＜メンテナンススケジュール＞5年毎に点検し、必要時に部品交換や修理をします。15年目に水栓交換、25年目にキッチン本体を交換します。
＜材料・注意事項・トラブル防止・その他＞水栓のがたつき、ぐらつきを放置すると、カウンター下への水漏れの原因になります。早急にメンテナンスを行ってください。
③レンジフード
＜住まい手による日常のお手入れ＞メーカーの取り扱い説明書に従って行います。3カ月に一度は取外しできる部品を取外し、拭き取り掃除をします。半年に一度は漬け置き洗いで油汚れを取り除きます。
＜メンテナンスサイン・放置するとおこる現象＞異音や振動、焦げ臭さがある場合は、換気設備の故障が考えられます。汚れ、故障や経年劣化により換気機能が低下すると、換気量が小さくなってしまいます。汚れがひどい場合は煙道火災の危険があります。
＜メンテナンススケジュール＞5年毎に点検し、必要時に部品交換や修理をします。15年目に換気設備の交換をします。25年目にキッチン本体の交換をします。
④ガス・IHコンロ
＜住まい手による日常のお手入れ＞メーカーの取り扱い説明書に従って行います。使用後に拭き掃除、ガスコンロやバーナーキャップの掃除をします。
＜メンテナンスサイン・放置するとおこる現象＞バーナー部分の汚れは目詰まりとなり不完全燃焼を起こす恐れがあります。IHコンロの汚れは、ヒーター部分の焦げ付きに繋がります。汚れを放置すると、汚れが取れにくくなるばかりではなく、不完全燃焼や天板の割れなどが生じる場合があります。におい（ガスコンロではガスのにおい、IHでは樹脂やゴムが焦げるようなにおい）や異音がする時は故障が考えられます。グリル内の脂分の汚れは引火する場合があります。
＜メンテナンススケジュール＞5年毎の点検、必要時に部品交換や修理をします。15年目にコンロを交換します。25年目にキッチン本体を交換します。
＜材料・注意事項・トラブル防止・その他＞汚れの放置は引火の可能性もあり危険です。
⑤食洗機
＜住まい手による日常のお手入れ＞メーカーの取り扱い説明書に従って行います。使用後は残さいフィルターの掃除をします。月に最低一度は内部の掃除・手入れをします。
＜メンテナンスサイン・放置するとおこる現象＞洗い残しや乾燥がうまくできていない場合、部品の劣化や故障が考えられます。水漏れがする場合も故障や劣化が考えられます。キャビネット内に水が侵入していないか確認してください。動作時に異音がする、動かない、においがするなどもメンテナンスのサインです。
＜メンテナンススケジュール＞5年毎の点検、必要時に部品交換や修理をします。15年目に交換、25年目にキッチン本体を交換します。ビルトイン式電気食洗機は「長期使用製品安全点検制度」の対象製品です。製品に表示されている点検期間内に点検を受ける必要があります。
＜材料・注意事項・トラブル防止・その他＞排水ホースの詰まりが水漏れに繋がります。排水ホースのつまりは日常の使い方である程度回避できます。専用の洗剤を適量使う、食器に残る油は拭き取ってから洗う等の工夫をします。
⑥浄水器・整水器
＜住まい手による日常のお手入れ＞メーカーの取り扱い説明書に従って行います。カートリッジ交換をします（交換はメーカーで指定の方法・時期に従ってください。概ね1年毎の交換です）
＜メンテナンスサイン・放置するとおこる現象＞カートリッジの交換や必要なメンテナンスが行われないと、水垢や赤カビの発生が起こる場合があります。
＜メンテナンススケジュール＞1年毎にカートリッジを交換します。
＜材料・注意事項・トラブル防止・その他＞カートリッジは洗剤で洗わないでください。