残してゆきたい!地元の風物詩
まだまだ残暑が厳しい日がありますが、日の入りの早さから秋が近づいているのを感じるこの頃です。皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか?
さて秋といえばやっぱり食欲の秋ですね。今年は栗が豊作だそうですが、この時期の味覚といえば八幡市には「梨」お隣の城陽市には「いちじく」が特産品としてありますよね。
今年の夏は八幡の梨をいただきましたでしょうか?今年は比較的大きくて味も美味しいそうですよ。弊社の前の通りはこの時期になりますと盛んに「梨」の直売所ができます。遠方からのお客さんもいらっしゃるようです。私が小さい頃は「梨狩り」という大きなゲート看板があって、夏の時期になれば仮設テントが張られ受付事務所ができておりました。休みの日ともなれば、長蛇の列で梨狩り園に歩いていく観光客が夏の風物詩のひとつでした。今となっては大変懐かしい夏の日の光景です。
八幡の梨の歴史は古く1829年に美濃の国から山城地域に梨の苗木を持ち帰って栽培したことが始まりだそうで、江戸時代後期~明治に渡って広がったようです。八幡の梨狩りの最盛期の梨園は約30箇所ほどあり、多い日では3000~4000人もの観光客が訪れたそうです。しかし、現在では後継者問題や住宅化となり当時の梨農家さんはほとんどなくなってしまい今では数軒が直売のみを行っていらっしゃるのが現状です。
実は梨園のひとつは私の同級生ががんばって後を継いで、「八幡の梨」を守ってくれています。でも、段々と地元の特産品が元気がなくなることは残念で寂しい気持ちですね。
それでも八幡ではそれこそ農家さんが立派なハウスでイチゴ狩りや、ねぎなどが新たな八幡ブランドを確立して、発信されている農家さんがいらっしゃる記事を読みました。
地元でがんばっている農家さんがいると嬉しくなりますね。是非、地元でがんばっている農業を応援してゆきたいものです。
私自身もそうですが次の世代が地元に残ったり、また、Uターンで帰ってきてでも良いので地域を元気づける活動をがんばれる八幡市であってほしいと願います。
さて、今年5月号でお伝えしました木材不足、いわゆる「ウッドショック」の続報です。状況としては残念ながら改善はしておりません。というより以前より状況は難しくなっております。木材不足による価格高騰もそうですが、鉄・樹脂などの住宅建材も値上がりしております。新築ご検討のお客様にはご迷惑おかけして申し訳ありませんが、コロナと同じでもう少し収まるまでに時間が必要だと思われます。何卒、ご理解くださいますようお願い申し上げます。