人生2度目のガンがやってきた
去年の春に毎年受けている「人間ドック」、申し込みが遅れて今年の1月31日に受けました。その結果が送られてきて血液検査でPSAが(9.11H)高いと判断されました。早速泌尿器科へ診察を受けに行きました。診察室でお尻の穴に指を入れられ触診の結果先生が「あたりますね~」まずはMRIで確認、膀胱のあたりに黒い影が。次の診察では組織検査をいたしましょうとの事、生検のやり方はまず入院して会陰部から直径約1.5ミリの針を前立腺に向かって⒓ケ所刺し組織を採集します。下半身麻酔を打ちますので痛みを伴う事はありません。15年前胃がんの摘出手術をしたときは内視鏡で組織を捕ったので簡単でした。今回で2度目のがんとの出会いです。おおむね70歳近くなって前立腺肥大か、前立腺がん、または脳梗塞がやってくるのではないかと予想をしていたので、決して落ち込むことはありませんでした。検査入院して困ったことは病室の天井換気扇の音が大きくて2日間寝られなかった、それとおしっこの管が2日間入っていて、退院の日に抜いてもらったのですが、おしっこをするたびにとてもとても痛いのです。若いころに膀胱に影がありますと言われ麻酔もなく管を入れられ調べた経験があります。それがトラウマになっています。自宅に帰ってきておしっこをするたび痛くて血尿が出ます。私の管は一般の人よりデリケートに出来ているようです。生検の結果やはり想像していた通り前立腺がんでした12ケ所のうち7ケ所にがんがありました。立派な前立腺がんです。それですぐに手術の日が決まるのかなと思っていたら先生が放射線治療もありますので放射線の先生に一度相談してくださいとアドバイスしてくれました。そこで私も前立腺がんの最新治療のやり方をネットとTV、などで調べてみました。放射線の先生はすごく丁寧に放射線治療を説明してくれました。その結果3つに絞りました。 ① IMRT治療 ②陽子線治療 ③腹腔手術(ロボット、ダビンチ)でした。色々調べましたが①と②はかなり時間が必要、毎日2ケ月通わなければなりません。私はまだ仕事をしています。①と②は無理だと判断しました。私は先生の話を聞き納得した結果ダビンチに私の前立腺と精嚢をプレゼントする事にしました。これを決めるまでにはMRI検査、生体検査、CT検査 ,肺機能検査、心エコーなどなどとても多くの検査を受けなければなりませんでした。まだ若い時に見つかって本当にラッキーでした。4月になれば入院の日も決まるでしょう。さてこれからの成り行きは次回5月のフィニールで報告いたします。皆さん健康診断は積極的に受けましょう。