古くて新しい友人に再会

先月2月5日~7日北海道「札幌の雪まつり」を見に行きました。家内のリクエストで「生きている間にしたいこと100選」の1つです。5日の朝、関空では、新千歳空港が雪で降りられない時は引き返すとの条件付きで30分も遅れて飛び立ちました。機内では着陸できるかどうか心穏やかではありませんでしたが、吹雪も収まり着陸できますと機内放送があり、やっと一安心。上空からは一面の雪景。白と黒の墨絵を見ているような風景が広がっていました。無事着陸。その後家内の古く親しい友人の家に列車で向かいました、所は札幌から少し離れた石狩市、途中一級河川の石狩川は一面凍りついていました。友人は「あいの里教育大」の駅まで迎えに来てくれ、友人宅に着いたのはPM4時頃でした。彼の家は農家で家の前が田んぼと畑。見渡す限り雪野原。「北の国から」の風景を見ているようです。隣の家まで歩いて10分。ぽつりと1軒屋。家はすっぽりと雪をかぶっていました。所々に赤い屋根が見えます。夕食は今日捕れたタラのなべ料理、新鮮なタラと野菜が鍋一杯、手土産に持ってきた伏見のお酒「古都の雫」で乾杯、奥さんも飲める口で話が弾みます。それより美味かったのは奥様手製の「どぶろく」でした。何日も寝かせて発酵させるのだそうです。あっさりとした口当たり、飲みやすくてびっくり。これは後で足にくると感じ、慎重に味わいました。奥様は料理がお得意、お漬物も上手で玉ねぎの漬物は絶品でした。野菜、米は自家栽培、魚は海辺が近いので新鮮で安いでも周りには何もない見渡す限り畑と田んぼ。主人は現在農家。若い時はパイロット、結婚してからは、東京に出稼ぎ、エンジニアや建設現場、などとても職歴が豊富な方です。北海道でドロンの操縦免許第1号取得、今でもJAから種まき、薬の散布を頼まれるらしい、又中国にドロンの講習をしに何度も呼ばれているようです。楽しい話を聞いているうちに夜が更けました。次の朝、積もった雪で一面の銀世界。キタキツネが夜中家の近くに来て新雪の上に足跡を残していました。その新雪の上を家内はかんじきを借りてはしゃぎまわり、私は奥様の「歩くスキー」を借り遠くまで歩いたり、滑ったりしてパウダースノーを楽しみました。その日の昼からメインエベント札幌雪まつり会場へ電車で行きました。札幌大通り会場です。雪像で目を引いたのはファイナルファンタジーで夕方暗くなってその雪像にプロジェクションマッピングが映し出されます。石像の竜が本当に飛び出しうごめいているように見えるのです。結構迫力がありました。海外からの旅行客も大変多く雪の北海道を楽しんでいました。久しぶりの夫婦旅、今回は何とか意見の食い違いもなく無事終えました。

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