呑み助3人組、岡山へ

先日友人二人と岡山に行ってきました。出発は八幡市駅8時30分。あいにくの雨模様、新しくできた新名神を高槻から分岐。初めて走ったのですがなんと快適な高速道路、新しいので凸凹が全くない。ストレスを感じないで早くも神戸ジャンクション通過、最初の目的地備前の旧閑谷学校(日本文化遺産)に到着。創立は寛文10 年(1670年)岡山藩主池田光政が庶民の子供たちも学べる学校を建てました。庭には孔子廟があり両側には立派な「楷(かい)」の木がありました。ひっそりと雨に濡れた新緑は心休まる空間でした。見学を終え、昼になったのでネットで探した古民家レストランに行ったのですがなんと水曜日はお休み、ネットでは年中無休「なんじゃこりゃ」せっかく楽しみにしていたのに・・・とにかく伊部駅のレストランへ、いやまたそこも3年前に閉鎖、Wパンチ、なにくそ、そこであきらめる私ではありません、インフォメ―ションでかわいい女の子を捕まえて、以前この近くで食べたカレ-が食べたい、探して~と頼みますと。このカレ-屋さんではないかと教えてくれました、スマホでアクセスすると外観と内部の写真が出てきました、「間違いない、ありがとう」すぐにそのカリ-屋さんへ 間違いなくここ、さっそく3人が注文。出てきたカリ-はじっくり野菜を煮込んだル-。おいしくいただきました。「満足-」そのあと再び伊部の駅に戻って来て、備前の街を散策、最初入った窯元「一陽窯」、買うあてもなく少し「心苦しく、小さな声で少し見せていただきます」しおらしく挨拶、しばらくすると若女将さんらしい人が、今日は窯を火入れした後の窯だしをしています「よかったら見てください」なんとラッキ-ではありませんか、年2回の窯だし。今日はその1回目の日です。若女将にいろいろ説明をしていただき登り窯の焼き方や火入れ、炭入れ、温度の管理など教えていただきました。登り窯は10日ほど窯に赤松をくべて焚くそうです、大変な作業です。呑み助3人組はタダでは帰れず「ぐい飲みを3人買いました」本当に安い品なのに小箱に入れてもらいさらにかわいい手提げ袋まで・・・・本当に申し訳ないような気分で3人はお店を出ました。備前伊部に行かれたら駅すぐの「一陽窯」にぜひお立ち寄りください、お勧めです。さて時間も少しオーバ-してきたので一路岡山総社へ。その日の宿は「サンロード吉備路」国民宿舎ですがとても人気のいいところ、その筈夕食は花篭御前、さらに今旬の鰆(さわら)、タイ、ほか刺身の盛りあわせ、さらに地酒「倉敷小まち」付、お風呂は温泉で露天風呂も満喫、これで11,000円「安い!」満足の夕食でした。次の朝少し早めに出て児島を目指します、目当ては昼食、その前に児島は「ジ-ンズ」が有名。たくさんの工場がありいろいろのメ-カ-があります、初めは学生服を製造していましたがそれがすたれたのでジ-ンズに転向。まさに日本のジ-ンズ発祥の地です、最初はベッティ-スミスの工場の中のアウトレットに入り安くてピッタリな女性もんサイズのズボンを購入(私がはきます)友人は定価12000円の柔らかジン-ズなんと2000円「これまたラッキ-」次に近くに酒蔵「十八盛」に行きました。古い老舗で地元の酒屋が勧める特別純米無濾過生原酒「ことのわ」を3人が購入。呑み助おじさん3人組です。次に児島の塩田で財をなした「野崎邸」を見学それは素晴らしいお庭で見る価値ありです、私が興味持ったのはお庭にはいってすぐの「さざれ石」です幅は1メ-タ-高さは1.5メ-タ-何やら石ころが張り付いた「いぼカエルの肌」のようでした。日本国歌「君が代」に出てくる「さざれ石の巌とな~りて」の石です 小さな石が大きくなり苔が生えるまで長く続く意味だとか。次にいよいよ今回のメインである昼食は下津井港から15分船に乗り六口島に行きます。この島は周囲6キロ現在住んでいるのは2軒その一つの民宿に行きました。久しぶりに会う大将はあい変わらずよく笑う愛想のよい人です、水槽に入れてある新鮮な魚を選ぶと、その場で料理してくれます。まずヒラメ、イカ、サザエ、あとお任せ、しばらくするとメインのヒラメの刺身が出てきました。なんと小さく見えたのですが目の前に出てくると大きい~。40㎝位。3人が顔を見合わせ「おいたべきれるか?」「いや言った限り食べないと失礼や」さらにイカにサザエに,にし貝、大貝がお膳に並びました。味はいゆうまでもなくどこで食べたよりおいしかったです。この六口荘に友達を連れてきたかったもう一つの楽しみがありました。其れは海底から出てきたナウマンゾウの化石です、3年前に亡くなったおばあさんが漁師から集めたナウマンゾウの牙や歯、骨などそれは貴重なものです。40万年前から生息し3万年前に絶滅 その頃瀬戸内海は原野であってナウマンゾウが活躍していたそうです、その化石が海の底に沈み底引き網に引っかかり漁師がおばあさんのところに持ってきたのです。友人二人は珍しいものを見てとてつもない昔の瀬戸内海に思いをはせているようでした。珍しいといえばその民宿の水槽に「こぶだい。」という頭にまあるい、こぶのようなふくらみがある魚がいます。いつもは水槽の底にいて「こぶちゃん、こぶちゃん」と呼べば水槽からかわいい顔をだしエラをバタバタして愛想を振りまきます。とてもその姿が愛らしく何度も挨拶に来ます。さて帰る時間になり本土に送ってもらいました。雨もすっかりやんで下津井港まで送ってもらいました。そこには昼に上がってきた美味しそうな小ぶりのタイが水槽いっぱいに入れてあります、ダメもとでこのタイ分けてよ~と交渉すると民宿の大将が「いいですよ」と返事。小ぶりのタイ1匹いくらと聞くとなんと?00円、ほんとに!と耳を疑いました。これもラッキ- 私は7匹、友人は2匹購入、よいお土産になりました。今回の旅はラッキ-続き、天気は良くありませんでしたが、いいことずくめで3人大満足の旅でした。

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