引返したーい出来事
明けましておめでとう御座います今年は2014年午年です。馬といえば北海道の牧場で草を食む優しいイメージがありますがペガサスのような天空を駆け巡る精悍なイメージも素敵です。景気回復にはペガサスのように力強く、そして世界情勢は穏やかにやさしく有りたいものです。さて私は去年の12月、広島に行ってきました、目的は友人のみかん畑でみかん刈りをさせてもらうことです、高校の同級生を誘い2人で行ってきました。まず八幡駅を七時出発、山陽道を西にはしり岡山を越え広島の竹原市に昼前到着、竹原市には塩田で財を成した古い立派な街並みが残っています。その1軒に「竹鶴」というお酒屋さんがあります。この家はニッカウイスキーの創設者の「竹鶴政孝」の生家で、日本ウイスキーの父と言われる方です。1929年鳥井治郎に招かれ山崎蒸留所初代工場長として活躍その後本格的なスコッチウイスキーを目指して今のニッカウヰスキーを起こした人物です。小京都と言われる町並みの一角に焼きせんべいの看板を目にしました。食いしん坊な私は早速店に入りどこに商品が飾っているのかと探しました。殺風景な台の籠に10ケほどそのせんべいは並んでいました。入口の脇には職人らしい人が一人でコテのようなものをひっくり返しせんべいを焼いています。「おせんべいはこれですか」と聞いてみると奥さんらしい人が「うちは生姜の味のせんべいだけです」と言って相手にもしてくれない。お値段をみたら2枚入り1パックで4袋入り630円少し高いので買うかどうか迷っているとその職人さんに「何の御用ですか」と声かけられ。なんだか買わないと叱られそうな雰囲気、ひと袋買って逃げるように店を出ました。自宅に帰って1枚口に入れましたひと口目は普通の生姜せんべい風。ふた口目は何とも言えない生姜風味が残りぱりぱりと少し硬い噛み心地。喉を通ればすぐにもう一口食べたくなるそんな味。思わず「うまい、これはまいうーだ!」と出てしまいました。やはり100年以上続いた味は違う。高いと思ったが食べた後決して後悔させない味でした。他に清水寺を摸してある寺や、頼山陽のゆかりの家を見て回りました。最後に元首相「池田隼人」所蔵の品々を竹原美術館で鑑賞、圓山応挙、狩野派など有名画家の絵が展示されており、ため息ついて出てきました。その夕方、ホテルグリンピア瀬戸口に泊まりぐっすり熟睡。朝ホテルを出る時、少し手違いがありましたが島に早く渡りたいので急いでフェリー乗り場に向かいうまく乗船できました。目指す島は大崎上島ここでミカン狩りが待っています。30分の航海なのですがとても心地よい船上でしたが何気なくポケットに手を入れると「アレーこれはホテルの部屋の鍵」そうです持ってきてしまったのです。船は出発して返すことはできないは、もうすぐ島に到着・・・「ああーどうしよう。」あせる私でした。さてさてもう書くスペースがなくなりましたこのつづきは2月号で報告いたします。さてうまく返せる方法は・・・・今年も懲りずによろしくお付き合いください。