軽く見ていた前立腺がんの手術後
9月のフィニール誌で仕事に復帰いたします。と勇ましく書いたのですが、その後調子に乗っていつものメンバーで1泊2日の旅行に出かけました。出かける2日前までは調子がよく楽しみにしていたのですが、出発の夜いつもと違い、たびたび夜中に起きて眠れなく睡眠不足でした。運転には全く支障はなかったのですが白川郷について車外に出ると台風一過の後とても気温が高く少し移動するにも辛く感じていました。白川郷といえば有名なのは合掌作りの民家。友人二人は見学に入ったのですが、私は外の縁側で横になっていました。お昼になって事前に調べておいた美味しいお蕎麦屋さんに行ってそばを頼んだのですが、私だけが美味しくない。塩っ辛いと言って食べられなかったのです。今思えば熱があったので本来のお蕎麦の味が解らなかったのです。宿まで友人が運転をしてくれて助かりました。それと友人がアスピリンをくれました。その結果ずいぶん楽になり下呂の温泉に十分つかりホット一息つけました。さて夕食に出てきたのが地元で有名な納豆を食べている豚のシャブシャブ、まずはビールで乾杯。いつもなら一杯目はぐいぐい美味いのですが、どうもその日はそれほどでもない。やはり少しへんだな~と感じていました。美味しいはずの納豆豚のシャブシャブもいまいちの味。二人には悪いのですがそうそう部屋に引き上げ布団に入りました。「しんどい」という訳でもなく、なんとなく元気がない自分がありました。次の日は高山まで運転をして朝市やお祭りの山車を見学、お昼になって、これも事前に調査した老舗の飛騨牛サイコロを食べたのですが私だけが少し塩辛いのではと店員さんに言ってしまいました。今思えば熱でサイコロステーキの味が解らなかったのでした。今思えば申し訳なかったです。友人の二人は美味しいと喜んでくれました。帰ってきて次の朝どうも体が動きません、熱を測ると38.5度もありました。仕事に行こうとする私に家内が「病院に行こう」とうるさく言いました。行って血液検査の結果炎症が起きていて白血球の値が高く、CTの画像では右足付け根にリンパ液が溜まっていました。なるほどそれが原因で右足が上がらなかったのです。手術時リンパ腫を摘出した結果そこに細菌が入り炎症してリンパ液が溜まったようです。「家内の忠告を聞いて本当によかった」と思いました。その後10日間27.5度位が続きました。今も27度前後です。45キロあったこの細い体が一層細くなり今日の時点でマイナス4キロ。体重は41キロになりました。仕事をセーブして、しっかり体調が戻るまで。おとなしくしていようと思います。