洗面・浴室

①ユニット洗面本体

<住まい手による日常のお手入れ>水垢や石鹸カス等の汚れ吸着を防ぐために、毎日拭き掃除を行います。汚れが気になりだしたら、機器の素材に合わせた洗剤を使い清掃します。鏡の水しぶきはすぐに拭き取るようにしましょう。洗面台下は排水管があり湿気がたまりやすい所です。カビを発生させないために時々換気をします。

<メンテナンスサイン・放置するとおこる現象>扉の位置ズレは扉の丁番のゆるみ、破損が起きています。使い続ければ扉が閉まらなくなったり落下したりする恐れがあります。洗面ボールの傷は、傷が小さいうちは水漏れなどの被害は一般にありませんが、大きな傷になる前に補修します。排水トラップからの水漏れは、被害が大きくなる前に修理が必要です。

<メンテナンススケジュール>5年毎に点検し、必要時に部品交換や修理をします。25年目に本体を交換します。

<材料・注意事項・トラブル防止・その他>洗面所は湿気が多いので、ホコリがつきやすく、汚れもたまりやすくなります。汚れはすぐに拭くようにしましょう。プラスチック製の機器に化粧品を付着したままにしておくと変色等の原因となる場合もあります。すぐに拭き取るようにしましょう。鏡のくもりはガラス用洗剤をつけ、固く絞った布で磨きます。

②水栓

<住まい手による日常のお手入れ>使った後や、気づいたときに拭き掃除を行います。汚れが気になるときには、機器の素材に合わせた洗剤を使い清掃します。浴室水栓はシャワーで洗い流したあとに乾拭きします。

<メンテナンスサイン・放置するとおこる現象>水栓にがたつきやぐらつきがある場合は点検します。水栓取付部から水が漏れてきたら点検します。シャワーの散水板にゴミが詰まると、水の出が悪くなることがあります。

<メンテナンススケジュール>5年毎に点検します。必要時に部品交換や修理を行います。水栓は15年を目安に交換します。

<材料・注意事項・トラブル防止・その他>樹脂製の水栓は強く磨くと傷がつくことがあります。シャワーからの水の出が悪いときは、ヘッドの穴が詰まっている場合があります。シャワーヘッドを外して清掃をします。清掃の最後はから拭きをします。浴室水栓は使用後すぐに汚れを落とします。水アカや石鹸カスはついてすぐに対処すれば、大部分はきれいになります。

③在来浴室

<住まい手による日常のお手入れ>使用後に乾いた布などで水滴を拭き取ることで、水アカ、水染み、カビを防ぐことができます。浴室用中性洗剤などを使用して、スポンジやナイロンブラシで洗います。クレンザーを用いる場合は強くこすらないように注意が必要です。目地等にカビが生えてしまった場合は、漂白殺菌作用のある塩素系洗剤で拭き取ります。浴室水栓はシャワーで洗い流した後に、乾拭きします。

<メンテナンスサイン・放置するとおこる現象>タイルの割れやシーリング材劣化は水漏れの原因になります。手すりのがたつきは、破損時にケガの原因となります。給湯器の音が大きい、お湯の量や温度にムラがあるときは給湯器の点検をします。浴槽に出入りするとき、異音がするときは床材を点検します。浴槽の底面や側面、追炊口まわりにひび割れ模様があるときは点検をします。浴槽についた汚れは時間が経つと落としにくくなります。

<メンテナンススケジュール>5年毎に点検し必要時に部品交換や修理をします。30年目が改修の目安です。石油風呂釜は「長期使用製品安全点検制度」の対象商品です。所有者は製品に表示されている点検期間内に点検を受ける必要があります。

<材料・注意事項・トラブル防止・その他>定期的な換気扇の掃除、交換も必要です。性能向上のためのリフォームとして、浴室への内窓設置により断熱性能を向上させることも可能です。

④バスユニット

<住まい手による日常のお手入れ>入浴後すぐの掃除が汚れを落としやすいです。排水口に溜まったゴミも毎日掃除します。浴室ドアについた汚れも落とします。

<メンテナンスサイン・放置するとおこる現象>シーリング材劣化は水漏れの原因になります。手摺のがたつきは、破損時にケガの原因となります。給湯器の音が大きい、お湯の量や温度にムラがある時は給湯器の点検をします。浴槽の側面や底面、追炊口まわりにひび割れ模様がある時は点検をします。浴槽についた汚れは時間が経つと落としにくくなります。

<メンテナンススケジュール>5年毎に点検をします。必要時に部品交換や修理をします。20年目に本体を交換します。石油風呂釜は「長期使用製品安全点検制度」の対象商品です。所有者は製品に表示されている点検期間内に点検を受ける必要があります。

<材料・注意事項・トラブル防止・その他>定期的な換気扇の掃除、交換も必要です。性能向上のためのリフォームとして、浴室への内窓設置により断熱性能を向上させることも可能です。

⑤浴室換気乾燥機

<住まい手による日常のお手入れ>メーカーの取り扱い説明書に従って行います。汚れが目立ったらフロントパネルやリモコンパネルの拭き掃除をします。フロントパネルの内側にあるフィルターの掃除を定期的に行います。

<メンテナンスサイン・放置するとおこる現象>本体から異常な音や振動がすることがあります。こげ臭く感じることがあります。温風が出なくなることがあります。

<メンテナンススケジュール>5年毎に点検、10年目を目安に交換をします。浴室用電気乾燥機は「長期使用製品安全点検制度」の対象製品です。所有者は製品に表示されている点検期間内に点検を受ける必要があります。

<材料・注意事項・トラブル防止・その他>フィルターにほこりが溜まると温風の出が悪くなったり、換気量が落ちたりします。定期的なフィルターの掃除が必要です。