断捨離

まだまだ暑い日が続きます。今年は10月に入ってもお昼の外気温は一向に下がりません。家の中にいてもまだまだ熱中症には注意してください。今年の夏はどこにも出かけずに溜まっている用事を少しずつ片付けておりました。まず身の回りの洋服の断捨離から。長く袖をとおしていない背広やシャツ、そしてズボン、特に体重が減ったのでそれまでの洋服は全く着られません、一度処分したにもかかわらず、まだ未練がましく置いてある洋服、そんな洋服は私を見てどのように思っているのでしょうか「ご主人はこの俺のことすっかり忘れていたのに久しぶりにあって捨てようか、いやもう少し置いておこうか迷っている。体重もかなり減っているし、試着してみたら大きくてみっともないのに、思い切って捨てられないようだ、万が一また太ったら着られるかも知れないと微かな望みを持っている。本当に決断力のない男だなー、俺は捨てられるのは残念だが、他に活かせる方法も見つからない、世間では着ることもままならない人たちが大勢いるそんな人たちに渡れば俺もまだ現役で頑張れるのになんとかならないものかねー」こんな独り言をいっているようです、更に彼はもっとグローバルに考えをめぐらせてみたのでした。この地球上に人間が生まれてから争いが絶えない、いつもどこかの国で繰り返し戦争をしている。科学や、医学、が進歩しても繰りかえされる、未来の戦争はどうなるのか。遠く離れた国から無人飛行機が爆弾を落とす、落とされた国では罪も無い市民や子供たちが死んだり怪我をしたりする。落としている兵士は遠く離れた国でパソコンの画面を見てマウスを動かし、まるでゲームをしているかのように人殺しをしている、彼は戦場での爆破の音も聞こえず人を殺したという罪悪感もなく、勤務が終わればハンバーグを食べながら、恋愛映画を楽しむ。こんな世界が今後すぐに来るに違いない。古着くんは自分を生かせない主人を見て世界の平和にまで思いを巡らしたのでした。ある人は言います「戦争や飢餓があるからこそ自然物である人間も均衡が保たれているのだ」と、一体、本当のところはどうなの                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             でしょうか。そんなに人間は愚かなのでしょうか、憎しみは憎しみしか生みませんが尊敬は認め合う事で応えられます。古着一枚捨てることに躊躇している自分が情けなくもあり、それを生かせられない自分にも歯がゆい思いです。

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