「カキおこ」最高
先月22日(日曜日)備前岡山に行ってきました、目的は前にこの紙面でも書いた閑谷学校「偕の木」の紅葉と今話題で村おこしの「カキおこ」を食べることでした、あいにく紅葉はすでに遅く黄色に色ずいた葉っぱが少し残っているだけでした。静かな山間が観光客でごった返し少しがっかり、興味のある方は是非シーズンオフに行かれるほうが閑谷学校のよさが分かります。学校を出て途中の国道に「備前焼の里」の看板が出ていました。私たち夫婦どちらも焼き物が大好きです。家内いわく備前焼は飲み口が太くて口さわりがよくないし少し重たいので「余り好きでないの」とのこと。でもせっかく来たのだから、ぜひ伊部の窯元を尋ねたいと意見が一致、早速町を歩き始めたのですが、余り立派なギャラリーでは入りにくいし、どこか気楽に入れる窯元がないかと探していたら、観光案内のボランテアさんに会いました、訊ねてみると森神さんの窯元を教えてくださいました。表道から少し山間に入いったところで、奥さんが出てこられました、奥様の話によると現在の備前焼は重油の釜が多く古くから伝わる備前焼の特徴の紫蘇(しそ)色が出ていないのだそうです、又登り窯では燃料となる薪は赤松でしたが今では高くて使われていないらしい、でも森さんの工房では登り窯で赤松を使って焼いておられ、そのためすごくきれいな紫蘇色の壷や湯のみ、徳利、食器が所狭しと並んでいます。「もしよかったら、登り窯の火入れしたときに来て御覧なさいそれは火の芸術ですよ」とおしゃっていました。ぜひ機会があれば行ってみたいものです。森家の湯飲みの吸い口は薄く非常に口当たりがよいので家内は大変気に入ったようです。私は森さんの奥さんに選んでもらった鮮やかな紫蘇色のマグカップで焼酎のお湯割りと自家製の燻製チーズで一杯のむのが毎日の楽しみです。今回も大変よいお出会いがありました。さて「カキおこ」ですが、実はカキが入ったお好み焼きのことです。何~だとおっしゃる人は食べていない人、これは実にうまい!!まず造り方、小麦粉を水と出汁で溶いて薄いクレープ状に焼きその上にキャベツをわんさか載せますその上にたっぷりとカキを乗せ(15ヶぐらい入っていた)また薄くかけます。そして裏返しカキを蒸した状態で独特なソースと青海苔しょうがで頂きます。家内は「カキおこ」で私は欲張って「ミックス」(カキと豚とえびと卵)でしたが味が分散して本来の風味が半減、やはり「カキおこ」がグーでした、カキおこ最高、ちなみに「カキおこ」 800円、「ミックス」1000円でした。これからスーパーに日生のカキが出回ります。わざわざ行かなくても家で作れば安上がり。ぜひお試しください。本年も下手な文章を読んでいただき有難う御座いました、又来年もしつこく書きますので宜しくお願いいたします。